トランプの起源が、現在は中国説が最も有力であり、12世紀には「葉子」というカードゲームに人物の風刺絵が使われていたことから、タロットも、トランプも、中国が起源なのかも知れません。ルネッサンスの三大発明(活版印刷術、羅針盤、火薬)も、中国では既に実用化されていた発明らしいですから、中国では一種の人生ゲームの様なカードゲームだったのかも知れません。16世紀には、木版画で大量生産が行われてから、海を渡って水夫・兵士同士のギャンブルとして、利用され、大航海時代に世界に広まったのでしょう。
私は「中国タロット」としていますが、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚のタロットと同じです。描かれている挿絵が中国風に描かれ、周易の卜筮による易卦理論を付け加えたモノになります。一般的なタロットカードよりも、複雑な心理描写や、好悪、善し悪し、吉凶が明らかになる特長があります。
タロットで大切にするのは、過去、現在、未来を読み取ることと、どうすれば未来が変えられるかを判断するモノと考えています。どちらの選択が、未来にどう言った影響を与えるのかを見るときに利用しています。
バラバラに置かれたカードが語る未来の啓示に疑いを持たれるかもしれません。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」と言うのは、「占い師によって」と言うのが正しいといえます。ですから、未来への予知能力がある人と、予知能力がない人では信憑性は変わってきます。